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 認知症(痴呆症)



これから高齢化社会を迎えるが、認知症に対して恐怖症になっている人がものすごく増えている。

現在、一人暮らしをしているお年寄りは多い。一人ですまなくては行けない理由がある。そのような人の中には、若い人と一緒にいられない頑固さを持っている方がいる。頑固な人ほど認知症になりやすい。また、しっかりしているように見えるが、大切なところがどこか抜けてしまっている場合がある。

認知症の対策としては、脳の血流を保持していくことと、一番大切なのは体温を保持することである。


認知症の症状

老化現象としての物忘れは、物事の一部だけを忘れていることが多く、ヒントが与えられれば思い出すことができる(良性健忘)。認知症による物忘れは物事や体験の全体を忘れてしまい、ヒントが与えられても思い出すことができない。例えば、今朝の食事内容を覚えていないと言うだけでなく、朝食を取ったと言う体験そのものを忘れてしまっている場合は病的であると言える。

      認知症の初期のころは、同じことを何度も尋ねたり、物をなくして大騒ぎをしたり、大切な伝言を忘れてしまったりする。

      新しい事を覚えることは大変困難だが、昔のことは比較的正確に思い出すことができる。

      時間(今日は何月何日か、季節はいつか、朝か昼か夜か)、場所(自分がいるところがどこか)、人物(自分の前にいるひとは誰か)が分からなくなってくる(見当識障害)。

      段取りが悪い、お金の勘定ができない、話のつじつまがあわない、服を前後反対に着てしまう、などさまざまな知的機能の低下が見られるようになる。

      記憶、見当識、計算、言葉の理解、判断力、計画性などのいわゆる「認知機能」が広範に障害される病気が「認知症」。

      認知症は重度になるにつれ、「誠心症状」や「行動異常」も出現してくる。

      「財布が盗られた」、「嫁が食事を食べさせてくれない」、「誰かに襲われる」などの「妄想」がしばしばみられる。

      自宅にいるにもかかわらず家に帰ると言って外出し、徘徊するといった行為や、夜中に興奮状態となり昼夜逆転が見られることもある。

      道徳観、清潔感も失われてくるため、入浴拒否や、所かまわず排尿や排便をしてしまうような不潔行為がみられることもある。

正常の物忘れと認知症の物忘れの違い

正常の物忘れ

認知症の物忘れ

物忘れを自覚している

物忘れを自覚してない

物忘れや名前を忘れるなど体験の一部を忘れる

生活体験の全体を忘れる

症状はほとんど進行しない

症状が進行する

日常生活に支障がない

日常生活に支障がきたし、介護が必要になることもある

物忘れに自分で対処できる

物忘れに自分で対処できない

 

知的能力の低下

健忘

物忘れがひどくなる

見当識障害

日時、場所、人が分からなくなる

思考障害

考える力、理解する力が低下する。計算ができなくなる

認知障害

物事を見分け判断する力が低下する。人違いをする

 

心の症状

夜間せん妄

夜になると興奮し言動がおかしくなる

不眠

夜眠らない

幻覚

あるはずのないものが見えたり聞こえたりする

妄想

ありえないことを固く信じこむ

抑うつ

気分が落ち込む

 

行動の障害

徘徊

歩き回る

不眠

夜眠らない

暴力

ささいなことで怒り出して暴力をふるう

異食

食べられないものを口に入れてしまう

弄便

便をいじる

 


認知症の原因

認知症の原因となる病気には多くのものがある、特に多いのが脳血管性認知症とアルツハイマー型認知症である。この二つとその混合型をあわせると、認知症全体の八割から九割をしめると考えられている。

      脳血管性認知症

 脳梗塞(脳の血管に血栓という血の固まりが詰まった状態)、脳出血(脳の血管が破れて出血した状態)など脳の血管に異常が起きた結果、認知症になるもの。

      アルツハイマー型認知症

脳の細胞が変性したり(性状、性質が変わる)消失した結果、脳が縮んで認知症になるもの

 

認知症の原因となるその他の病気

慢性硬膜下血腫

頭を打った後しばらくしてから、脳内で出血した血の固まりが脳を圧迫するもの

頭蓋内新生物

髄膜や脳の腫瘍によって認知症症状がでることがある

正常圧水頭症

脳の脳室と言う場所に髄液という液が貯まるもの

甲状腺機能低下症

 

甲状腺ホルモンが低下して認知症の症状がでることがある

 

ビタミン欠乏症

ビタミンB1、ビタミンB12、葉酸になどのビタミン欠乏によるもの

低酸素血症

心不全や呼吸不全、重度の貧血で血液中の酸素濃度が低下して認知症症状が出ることがある

電解質異常

血液中の電解質(ミネラル)のバランスが崩れて認知症症状が出ることがある



認知症の治療